温泉の正しい入浴法
ここで質問ですが
入浴中の事故でお亡くなりになった方は
年間どのくらいおられるかわかりますか?
交通事故でお亡くなりになるかたは
年間に1万人を超えたら多いと言われて来ました。
最近は交通事故を無くそうと言う事で
4・5000人まで減少してきました。
温泉では意外と多くの方がお亡くなりになられておられます。
その数何と!
15000人
この人数には驚きですよね!
1年間に65才以上の方が冬に12000人亡くなられています。
意外と知られていない情報ですよね!
これは温泉は温まるし、気持ちの良いものですが
冬は温泉の温度と外気の温度差が大きい為、
急激な温度変化が体に負担をかけているのが原因なんです。
そこで温泉の正しい入浴法をご紹介します。
入浴法 5か条
- その1 入浴前後に1杯のずつの水を飲むべし
- その1 入浴前には「かけ湯」をすべし
- その3 頭には濡れたタオルを乗せるべし
- その4 一気に長湯せず「分割浴」をすべし
- その5 疲労回復には膝下の「温冷交互浴」が有効
それではひとつひとつ解説をしていきましょう!
その1 入浴前後に1杯のずつの水を飲むべし
入浴すると水分が失われます。
失われると血液粘土が高まり、ドロドロ状態になります。
それを防ぐために入浴する前に水分補給をすることが「ポイント」です
入浴する30分までに水分補給をする事
・ポカリスエットなどのスポーツドリンク
・ミネラルウォーター
・ビタミンCが入っている飲料水
などが有効的です。
ビタミンCは湯あたりしにくなります。
そして温泉から上がった後にも水分補給を必ず取りましょう!
その2 入浴前には「かけ湯」をすべし
かけ湯には体の汚れを落としてから入浴するのがマナーですね!
それと同時に体を温泉の泉質や温度に慣らすと言う
重要な役目があります。
いきなり湯船に入ると急激な温度の変化で
体調を崩す場合もありますので、心臓から遠い順番でかけて行く事です。
その3 頭には濡れたタオルを乗せるべし
よく温泉のシーンで頭の上にタオルを乗せた姿を見ますが
ある意味正解なんですね!
夏は水でタオルを濡らし頭に乗せる
クールダウンする役目です
冬はお湯でタイルを濡らし頭に乗せる
冬は寒い為、頭の血管が収縮して危険な状態になりやすいです。
お湯で濡らしたタオルをかけると温まり血流がよくなるので
より安全に入浴できるという訳です。
入浴していると「のぼせ」や「立ちくらみ」などがありますが
「立ちくらみ」は温泉に入り、上がる時に頭の血液が一気に下がる為に
「立ちくらみ」をすることが多いので一気に湯船から上がるのではなく
全身浴 半身 浴足湯
をしながら徐々に上がると「立ちくらみ」を防げます。
「ぼのせ」は頭に血が上った状態なので冷たい水をしみこませたタオルを
乗せる事で効果があります。
その4 一気に長湯せず「分割浴」をすべし
一気に10分間入浴するより
3分入浴して休息そしてまた3分入浴これを3回繰り返すと合計9分になります。
この方法が湯冷めしにくくなります。
また、一つの方法で
一度入浴してから休息として「頭」を洗い
また入浴して今度は体を洗う方法です。
その5 疲労回復には膝下の「温冷交互浴」が有効
疲労回復をする入浴方法は膝下にお湯をかける事が3分
水をかける事1分
これを3回から5回ほど繰り返すと末梢血管が広がり
乳酸などの疲労物質が排出されやすくなるので効果抜群です。
なお、膝下(ひざした)にお湯をかけるとなっていますが全身浴でも大丈夫です。
ただし、水をかけるのは心臓に負担をかけないように膝下(ひざした)に
かけるようにして下さいね!
サウナがある所があると思いますが
サウナの場合も同じようにサウナから出て全身水風呂に入るのではなく
「足湯」もしくは「下半浴」に留めておいてくださいね!
最近、足湯のみを体験できるところが多くなりましたが
「足湯」でも同じように「温冷交互浴」が有効です。
温泉で温まり、冷たい水に交互に入れば疲労回復に有効です。
もし、近くに水が無い場合は足を出して冷まし
また入浴する方法でも構いません。
正しい入浴は体を徐々になじませる事が重要です。